恐怖☆恥骨結合離開 備忘録

愛息子出産時に恥骨結合離開になった時の事を記録に残します。

5日目 ~退院したくないけど退院~

ついに退院の日。

退院検診があり、中の傷も特段異常はなく、ベビーにも問題ないので、問題なく退院できることに。

 

いやいや、問題ありありなんだけどね!!

 

産科的には問題ない。ってことらしいっす。

帰ってからもし気になるなら整形外科とか行ってみてください。って。

行っても安静しか治す方法はないと言われるはず…って多少言いにくそうではあった。

(総合病院だったら、そのまま整形外科行って入院、とかもできるのかな?) 

 

相変わらず、もちのろんで歩けないので、退院時は病室から車いすで玄関まで運んでもらいタクシーに乗ることに。

 

車いすでの玄関までの道のり、他の産みたてママさんたちの視線が恥ずかしかった…

呼びつけたタクシーの運ちゃんもびっくりしただろうな…

 

ゆっくーりタクシーに乗って、実家へ。

乗り込むのももちろん痛かったけど、うまーくお尻を軸に回転するようにして割といい感じに乗れた。

タクシーの揺れやら曲がるときの傾きの方が辛くて、うえの手すりに…付いてなかった(-。-;)10分弱の道のりが長かった。

 

 実家着

実家ではベッドを予定していなかったので、急遽衣装ケースを並べて、その上に板を引いて簡易ベッドを作ってくれていた。

母、まじでグッジョブ!!

布団だったら、寝たら最後。何分経っても起き上がれませーーん。

 

そして、痴呆の祖母が偶然同居を始めていたので、万が一のための車いすが!

という、 ”予備の車いすがなぜか家にある”奇跡的な環境だった。

遠慮なくその車いすは私専用になるのであった。

 

タクシーを下り、玄関までその車いすで家まで移動して帰宅。

退院&波乱の新生活スタートとなりました。

 

初日はすべて旦那と母にベビーを任せ(病院と一緒か)私はただの授乳マシーンと化した!混合なんだけどね。こんな状態でこれがまた面倒くさい。

 

そして、なるべく動かないようにしようという事と、病院とは勝手が違うので万が一(間に合わなかった時)のためにこれまた祖母の大人用おむつを着用…

 

とほほ。

使ったことないけど、この言葉が一番しっくりくる!

私はおむつを着用しました!!

見栄も恥もない!

私は早く治すんだぁあぁぁぁー

 

と、帰宅初日は意気込んでいた。

 

4日目 ~骨盤ベルト&安静~

自分でネットで調べた情報を元に、再度看護師さんに相談。

恥骨結合離開を治すには、とにかく安静と骨盤ベルトで固定しかないとのこと。

「たまにいらっしゃるけど、必ず良くなるから」

とベテランの看護師さんに励まされる。

”たまに”なのか・・・

 

赤ちゃんの沐浴実習とかその他諸々のイベントをすべてキャンセルしてもらい、

とにかく安静することになった。

とは言え、授乳の際はベビーが運ばれてくる。

トイレのタイミングと合わせて、なんとか10分かけてベッドに腰掛けて、授乳タイム。

姿勢を変えることが超々激痛なので、それに比べると授乳自体は姿勢が決まってしまうので激痛程度になる。

 

ネットで調べた情報だと、骨盤ベルトをすると多少楽になった。とか、歩けるように、とか色々出てきたけど、自分の場合は目に見えた改善はすぐには感じられなかった。

でも、他になにかできることもないので藁にもすがる思いで自宅で使う用にネットで注文。

トコちゃんベルト!!

 

1日とにかく安静にして、トイレのときにゆっくーり後ろ向きで歩いていけるようになった。もちろん痛み止め服用して。

 

翌日の退院、本当に退院できるのか??

今は、赤ちゃんをベビールームで預かってもらえるけど、

退院したらそうも行かないな。

 

退院後、家での生活…かなり不安でござる!!

3日目 ~何かがおかしい!再診~ 恥骨結合離開…??

夜の間中痛くて大して寝られず。

部屋の外からは、他の出産を終えたママたちがすたすた歩くスリッパの音が聞こえていた。

1歩足を出すのが激痛で、つま先をもぞもぞ動かして移動するか、壁の手すりに全体重をかけてようやく前に進める状態。

おかしいぞ!私もう産後三日目だぞ?

みんな、痛いとは言いつつ歩けているぞ??

 

昨晩の座薬が切れたのか、

痛みが再発してとうとう動けなくなった。

 

ベッドから起き上がる事すら体が拒否する痛さ!

 

たまらずナースコールを押し、内診を受けることになった。

人に手を借り肩を借りすると逆に動きが加わって痛い。
自分で猛烈にゆっくり動くしかなく、

診察室まで歩くことは既に不可能になっていたので、車いすで移動させてもらうことに。(言うまでもなく乗る行為がもう…泣)

内診台に乗るのも一苦労、自動で動く内診台で、ウイーンと足を開かれるのも痛いので、ナースさんたちに抱えてもらってゆっくり足を御開帳~~

内診では、ここ痛いですかー”ツンツン”と傷の様子を見られたんだけど、

痛い痛いと飛び上がりながら悶絶!

先生が言うには、中の裂傷が酷いらしいからそれが原因では?とのこと。

とりあえず痛み止めを引き続き飲んで、安静にしてみよう。って。

つまり、おまたが切れすぎて傷が痛いんだよーって診断だったんですけど、

 

本当に?

なんか、切れた痛みというか、そんなレベルじゃなくて骨が折れたとかそんなレベルでの痛みな感じがする・・・

 

納得いかず、ネットで検索しまくる私。

そしてついに、近い症状を発見!?

・鋭い痛み

・トイレに10分以上かかる

・足に触れられるだけで痛い

・起き上がれない、寝返りができない

 

”恥骨結合離開” ”骨盤離開”  ??

そして決定的な症状が。

・歩けない。後ろ向きならぎりぎり歩ける

後ろ向き…?こんな悲惨な状態で後ろ向きという言葉は頭のどこにもなかった私。

早速なんとか起き上がり、後ろ向き歩行を試す。

・・・前進は痛すぎて不可能だが、ものすごい痛いけど後ろならなんとか!!

前進に比べてかろうじてなんとか!!

 

さすが情報社会。一日中ネットにかじりついて探したかいがあった(;O;)

 

と言うか先生、気づいてよ!!

早速、授乳のためにベビーを連れてきてくれたナースさんに説明。

 

骨盤ベルトを借りて矯正してもらうことになりました。

 

2日目 ~この時はまだ~

出産翌朝、赤ちゃんに会うためにベビールームへ。

座薬のパワーが残っていたため、ゆっくーり手すりを伝いながら無事到着。

同じ日に出産したママ達2人と

「痛いですよね~」なんて話をしつつ、やっぱりお産は痛いものなのね。

なーんて再認識した。(この時はみんなも痛いんだー程度に思ってました。)

 

3日も経てば痛みが引いていく、と看護師さんに励まされベビールームを後に。

 

午後の授乳時間、やはり痛すぎでベッドから移動できないので、

ベッドに寝たまま横向きで授乳することに。(添い乳というやつ)

起き上がらなくてもいいようにとの配慮だったのですが、

横向きになろうとするとものすごい激痛が!!

結局5分もせずにギブアップ。ごめんよ赤ちゃん…

 

夕方再び座薬を挿してもらい、何とか自分のトイレだけは出来るようになったものの、

この日も赤ちゃんは授乳時間以外は預かってもらうことになりました。

(授乳時間だけ運んできてもらう)

1日目  ~出産終了~

破水から始まった出産は、

陣痛が始まってから8時間くらいのスピード出産となりました。

陣痛促進剤を最後の方で使ったのもあって、人並み以上に早かったかな?

最後いきみすぎて、ずいぶん裂けてしまった様でかなり中の方まで縫ってもらいました。

中は麻酔が効かないのでチクチク痛い。

「リラックスリラックスぅ~」なーんて声をかけてくれる優しい看護師さんたち。

リラックス~...なんてしようと思ってもできましぇーーーん泣

おしっこの確認をする。怖いし痛いし必死でクリアしたものの、その場から歩けず動けなくなり、車いすで部屋へ運んでもらいました。

おまた裂けてるし、産後の痛みについては友達やネットでリサーチしていたので、

「産後もやっぱり痛いのね」程度に思っていました。

 

部屋に着いてからは、痛み止めをもらい安静に。

何してても、何もしなくてもおまたが痛い。ベッドに寝ているのに、寝てるのすら苦痛。下半身がじんじんチクチク。

痛み止めはどうなった!!

 

トイレに行くのは、旦那に肩やら腕やらを借りて、ヨボヨボプルプルしながらようやく済ませる感じ。

(この時はまだよぼよぼでも歩けてた!)

下半身の痛みに加えて、貧血のようなふらつきが酷かったので、とりあえず買ってきてもらった菓子パンを口に入れて夕飯を済ませた。(普段の旺盛な食欲は皆無!)

旦那が帰った夜、痛すぎて自力でのトイレが不可能に近いことを悟る。

ベッドから起き上がるのには、足を動かすと激痛が走るのでつま先だけを使って15分かけて旋回していく感じで足を下ろし、そのままゆっくり起き上がる。

ベッドから立ち上がり、1歩前に…進めない!痛すぎて意識とは裏腹に足が出ない!!

とまあ、こんな状態だったので、

ナースコールをして座薬の痛み止めを入れてもらうことになった。

 

座薬のパワーは凄く、ゆっくりと立ち上がれるようになった。

 

幸いにも、産院では状況に応じて赤ちゃんを預かってくれるところだったので、

この日は別々に過ごすこととなりました。

恥骨結合離開 ~5か月前~

こんにちは!

現在生後5ヵ月になる坊ちゃまのママをしているひんたろーです。

アラサー、育休中です。

 

出産時に、恥骨結合離開なるものになりました。

あの時の状態や気持ちを、忘れないように記録に残そうと思います。

 

この症状自体があまり知られていないのか、あまり情報がなく、不安の中毎日ネットにかじりついていました。

私自身が他の方々のブログや情報でずいぶん励まされたこともあったので、私も誰かのお役に立てればなぁという気持ちでブログという形で記録に残そうと思います。

 

坊ちゃまのご機嫌がよい時、すやすや寝てくれているつかの間の時間を見計らって、ちょくちょく追記していこうと思います(^^)