恐怖☆恥骨結合離開 備忘録

愛息子出産時に恥骨結合離開になった時の事を記録に残します。

18.20日目 ~二足歩行~

久々の更新です。

見てくださっている人がいるみたいなので、

過去の日記と忘れかけている記憶を頼りにお伝えいたします。

久々すぎて、文体が統一感ないかもしれませんがご容赦願います。

 

【18日目】

 昨日のシャワー時の変化に勇気づけられ、なるべく動かない生活をしていたけれど、

自分の体の変化を少し試してみたくなる。

いつもなら最低限の行動を車椅子を使ってしていたが、トイレに行くときに、初めて歩いてみた。

最初は、車いすの持ち手部分を歩行器代わりにしてゆっくりと。

悪化しても困るので、様子を見つつ本当に一歩一歩踏み締める感じで。

 

痛みがないわけではないが、以前の歩けないほどの痛みではなく微弱。

しかも、悪化するような痛みではないことが何となくわかった。

今まで動かさずにいたから、使われていなかった部分を使うために感じる痛み、違和感の方が大きいような。

 

改善が確認できたので、ひとまず休んで、次のトイレの時に、リビングを往復してみた。

 

・・・で、できる!!

 

 

【20日目】

自分の力で、床に座って、立ち上がることまでできるようになる。

まだ歩くのは怖い。

けど、あまり痛みを感じなくなってきた。

 

何と、半分くらい胡坐をかくこともできるようになっていた。

 

まだまだ産前の通常通りな自分は想像できないけれど、

自分の体が順調に回復していることを実感する。

 無理は禁物、と言い聞かせつつ気持ちがすごく楽になる。

 

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これ以上は曲がらない。

15.16日目 ~変化あり!~

【15日目】

会陰縫ったところに違和感が出てくる。

恥骨の痛みとは違う、何かが挟まっているようなそんな気持ち悪さ。

 

歩けないのに加えて、そっちの心配もしなきゃならんのかい!

と、悶々としながら引き続き安静&ネット検索。

 

縫ってからしばらく経って、違和感が出てくることもあるらしい。

 

溶ける糸で縫ったから、それが溶け出して来たのかな?なーんて自己解決して様子を見ることに。

 そうでもしなきゃー、ベッドの中であれやこれや考えて悩みの渦に飲み込まれそう!

 

 

【16日目】

シャワーの時、痛いながらもゆっくり一歩一歩が前に出るようになった。

なるべく安静。をいつも心がけていたので、

いつこの変化が起こり始めたのかはわからないけれど、確実に前とは違う!

痛みで、体が動くことを拒否するレベルは通り過ぎたよう。

 

初めて実感する回復にすごくうれしかったけど、

二週間たってもこの程度の回復しかできないのかーと思うと、先が凄く長く感じた。

 

この寝たきりの間に、もう一つ変化が。

足が今まで経験したことがないくらいカサカサになって、粉吹いてかゆい!!

そしてふくらはぎの太さが、今までにないくらい細く!

 

たった二週間歩かないだけで、血行が悪くなり、筋肉が衰えていたようです。

歩くってすごいことなんだなーと、改めて実感。

 

足に保湿のクリームを塗ることさえできないので、母にお願いしてケアしてましたが、

あまり効果なし。

寝たままでできる足首のストレッチや筋肉の収縮をして、気休めトレーニングに勤しみました。

 

坊ちゃんはといえば、よく飲み良く泣き良く出してくれ、それだけが救いでした。

私より早く歩き始めるんじゃないか?なーんて。

12日目 ~助産師外来~

産後の助産師外来があり、結構お年を召した助産師さんが訪問してきてくれました。

 

体重身長等の計測もあり、息子は順調に成長してくれており一安心。

恥骨結合離開について、今までにどのくらいの人を見てきたか尋ねたところ、

『総合病院に勤めていたころは確かに数か月に何名かはいたけど、ここまでの方はあまり見たことがない』

っておっしゃってましたーーー!

そんなに私ひどい状況なのか!と、車いすに乗りながらしみじみ実感してしまいました。

でも、『出産で生じたことだから、必ず良くなります』と、心強いお言葉ももらえました。

どのくらいで治るのかが凄く懸念事項ではあるんだけどね…。

 

そんなこんなで、私のひどい状況を再認識するのでありました。

11日目 ~整形外科にて恥骨結合離開の診断~

自宅から最寄りの整形外科へ、朝一で行く事に。

最寄りといっても歩いて5~10分ほどの距離なので、

車いすを押してもらって通院。

歩道の段差とか、ちょっとした出っ張りとかで車いすがつっかかるので、その振動が痛い…

バリアフリー全然なってないじゃん。と車いすの立場になって初めて気が付きました。

 

整形外科に到着すると結構な人が待っていたけど、車いすは私一人。

どうしたんだろー、という目で見られている気がして少し恥ずかしかった。

 

すぐに診察の順番が来て、先生に診てもらうことに。

先生の部屋に入るなり難関が。

診察台が高くて、車いすから移動が辛い。

看護師さんに手伝ってもらって、何とか診察台に上って先生に診てもらえたものの、

産院退院直後だったら痛すぎて、この診察台に上ることも困難だっただろうなーと思った。

診察の次はレントゲン。

レントゲンの台は、診察台よりも高かった。

自分の背中の中央部分くらいまである高い台に、ゆっくーーり時間をかけて手伝ってもらいながら乗って撮った。

冷や汗!

 

レントゲンと問診の結果、骨は折れていないけど、予想通り恥骨部分が1㎝ほど離れてしまっていることが分かった。

恥骨結合離開であるとの断定をもらった。

 

”骨折とかと同じで、安静にすることしか治療方法がない”

ネットで調べていた通りの宣告をされた。

 

原因がはっきりしたので、辛いのは変わらないけれど、自分がすべきことが何なのかが明確になったのでその点では少し気持ちが軽くなりました!!

 

安静第一!安静、がんばるぞー

 

 

 

9日目 ~初・一人育児~

有給休暇を取っている母が、午前中どうしても職場に顔を出さないといけないことになりました。

…一人で育児をこなさないといけない時間が!!

3時間。

 

夫に会社を休んでもらうことも考えたが、

たった3時間。

今後劇的に回復する感じもないし、長引いた時のことを考えると、

休める猶予はなるべく残しておきたい…

 

ということで、母と事前のシミュレーションを何度も重ねる。

3時間なら、うまくベビーが寝ててくれれば何とかなる。はず!

ベビーを壁側にうまく寄せた机の上に寝せ、車いすでも何とか載せられるように調整。

(ベビーベッド準備しておけばよかった)

 

・・・

 

実際、何とかなりました!

 

ただ、私がベッドから起き上がるのに10分くらいかかってしまうので、

寝ているベビーが少しでも動いた時点で ”あ、起きるかも” と起き上がる準備。

 

ベビーが起きなかった場合でも、またベッドに横になるのが大変なので、ベビーが完全に熟睡するまで様子を見て、、、というようなことをしていたら、横になって休むタイミングを失ってしまい、ほぼ横になれずに過ごしました。

 

疲れる疲れる。恥骨に負担がかかってるなー、と感じました!!

なので母が帰ってきてくれてからは、また絶対安静の状態をキープするのでありました。

 

布団の中でまた悶々とどうしたらいいのかを考え、整形外科に行ってみよう!

と決心しました。

とはいえ、私一人で病院までは到底行けるはずもないので、父に午前中休みを取ってもらい病院まで連れて行ってもらうことに。

 

正直いっぱいいっぱいになってたので、頼み方も「明後日休みとってよ、連れてってよ」的な、今考えるとすんごい自己中な言い方だったなーと反省。

おとん、ありがとう。

 

 

7日目 ~車いすでお披露目会~

状態、大して変化なし。

 

ただ、ベッドからの状態起こし→車いすへの移動。のコツをつかんできた。

とはいえ、所要時間10分。

自分のトイレのタイミングを、ベビーの授乳に合わせる!

それだけに神経を回した。

 

この日は、義父母がベビーを我が家まで見に来ることになっていた。

絶対安静ではあるが、流石に寝たきりというのもなんだかなぁ。という気持ちで、

無理しない程度に、ということで車いすで団らんに参加することに。

当然みんなに気を使われましたが。

 

結果として、お披露目会をしていた4時間ほどの間、疲れはしたもののずっと車いすに座っていることができた。

もちろん常時ベルトは着用。

 

今日のこの”横にならない状態”が、どのくらい回復に影響するのかなー。なんて

少し心配ではあったけど、

悶々と布団の中で過ごしていた前日に比べると、意識がまぎれるというか、あっという間に時間を感じられた。

 

状態を変えなければ一応座っていられる、ということを確認できた一日なのでした。

 

とはいえ、解散後は気合を入れて絶対安静に戻ることに。

 

 

私の介護とベビーのお世話についてですが、

旦那さんの会社では”出産休暇”が取れたので休みを取ってもらってました。

でもそれも有限。

私は治るめどが立っていない。

どうしたらいいものか、だれがベビーのお世話をするのか。

ということで、母が職場に相談して、たまってた有休を1か月間フルで使ってくれることになりました。

「一番かわいい時なのに私がお世話しちゃって悪いわねぇ~♪」

なーんて、私に気を使わせないように言ってくれるおかんに心から感謝しました。

ありがとう、おかん。このご恩はいつ必ず返します!!

 

とりあえずのリミットは1ヵ月。

 

1ヵ月で歩けるようにならないと…途方もなく感じられる目標ができたのでした。

 

6日目 ~安静安静安静~

退院後、初めての実家での朝を迎える。

段々とおっぱいも張ってきて、授乳しないと胸も痛くなってくる事に。

安静が必要だけど、安静にしているばかりだと胸も張って痛い。

授乳は欠かさずすることにする。

 

泣く→連れてきてもらう→何とか起き上がって授乳→連れて行ってもらう→ミルクあげてもらう→トイレ行く→泣く(以下省略)

 

1日がこのサイクルであっという間に過ぎていった。

 

 

”恥骨結合離開” ”恥骨痛” ”恥骨結合 治療”

思いつく限りの検索ワードを、悶々と布団の中で検索した。

 

早く良くなりたい

早く良くなりたい

 

自分のこともできない状態で、

かわいいはずの我が子の鳴き声が、焦りとなって私を追い詰めるようだった。

 

金ならいくらでも払う!!(いや、高すぎたらえっと…)

整体やら整骨院やら出張サービスはないものか!!

そんな気持ちで色々探したけど、私の地域にはなかったので、近くの整形外科に目星をつけた。

 

今思えば、恥骨結合離開になって治すための行為は”何もしない”事だったと思うので、

あの時変に外から力を加えたりしなくてよかったなーと思った。

もちろん、腕がいい等の評判の人に施術されたらいいのかもしれないけど、

よくわからない人に悪くされる可能性があるならば、ある程度自分の回復力を待ってある程度動ける様になってからにした方がいいかと。